|ピロカルパ|挿し木は失敗か!?成功して復活するのか!?【森林性サボテン リプサリス属】
|(管理名) ピロカルパA|
挿し木の続報です。
前回から調子の悪いピロカルパAを何本か挿し木してみて少しデータが集まったので筆を取り・・・キーボードを取・・・キーボードの前に座り指をホームポジションに置きました。
何故、前回から何本か挿し木する事になったのか。
挿し木のやり方
まずはおさらいです。
リプサリス属の挿し木
節で切りだし、切り口を乾かしてから用土に挿す。用土の上に置くだけという人もいました。
水分管理はまだ何とも言えませんが私は乾燥状態が続かない様に水やり。
霧吹きは毎日してました。
挿し木した本数
ピロカルパA購入時に根の出ていない株が数本あったのでその中の短い株2本を選び挿し木をしていました。1株目が5cmくらいでその先に1~2.5cm程度の小さい株が付いてました。
当時は挿し木というより「別で植え込んだ」という認識でしたけど根が出てない株なので挿し木になるんですかね。
これらがピロA、B。▼
そして前回紹介した、節で切り出そうとしたけど他の株を傷つけるのが怖かったので節の途中で切り出した2株。
これがピロC、D。▼
計4本です。
前回の記事は「ピロCから気根(きこん)が発根しました!これで一安心」的な終わり方でした。
・・・が!!
事件が起きました!
失敗だ!
ある日、ピロCに霧吹きでシュっとひと吹きしたら傾いたんです。
え!?下に1株繋がってるんだからそこで傾く訳ないでしょ!?
慌てて掘り出そうとしたらポロリと取れてしまいました。用土をかき出してみるとピロCの下の株は腐り、おまけに隣に挿したピロDの下の株まで腐っていました。
腐敗はきっちりせき止められていてポロリと取れた株は無事だったので改めて挿し木しました。▼
名前も変更です。▼
ピロCで無事だった2株をピロC、D。
ピロDで無事だった株をピロE。
実際は写真を撮ったタイミングが時系列的にもう少し後なのでしれっとピロFが登場します。?の白く飛び出てるのは根っこではなくおそらく維管束だと思います。血管みたいな感じです。
そして最悪の事態を想像する。
もしかしたらピロカルパA本体も・・・
ピロカルパAを確認
まずは恐る恐るピロカルパA本体を嗅いでみる・・・
クサイ!!
梅雨時期にエスカレーターの左端(関東)に乗っている私の隣を颯爽と駆け抜ける野郎の生乾きの洗濯物のニオイがする!ホント不快!オエってなる!
やってしまった、引っぱってみるとスルっと抜ける。
またまた慌てて鉢をひっくり返してみると腐っていたのは根が生えていなかった株だけで根が生えていた株は無事でした!
しかし調子が悪いのは変わらない・・・根があるのに1ヶ月以上水を吸ってくれずカピカピの根もありました。どっかで見た事ある・・・
ヤバい!雪晃A、Bの時と同じだ!
幸い子株盛り沢山で群生するリプサリス属、ここから復活させなくては!!
乾燥重視の植え付け
根の少ない株が腐るのを防ぐため乾燥重視で植え付けます。
一節目だけに根が生えている株はこんな感じ。▼
二節目にも根が生えている株を乾燥重視にするには寝かせる必要があるのでこんな感じ。▼
この植え替えの時にピロFが誕生。
とりあえずこれで様子を見つつ対策を考えます。カマエロビビア属Aの子株がモリモリ出てた時から子株を植える仮の鉢として色々な容器を残しておきましたが役に立ちました。
挿し木のピロ達の状況次第では先の元気な株を挿し木にした方が良いかもしれないですね。
そんなこんなで数日後、ピロA、Bに変化が!
復活か!?
これは復活の兆しです!いつもより大きい2kの画像を使いました。▼
根元の株は毛が無くシワっぽいので発根するか心配でしたが水を吸って少しプリっとしましたね!念の為、根の確認はもう少し後にします。
ピロAの先の株のシワも取れてるのできっと生長するはず!
まとめ
挿し木のピロ達は小さいもので2cm程度しかないので発根できるのか見守りたいと思います。
株の毛の有無やシワの具合で発根までのスピードや確率が大きく変わりそうですね。
ピロカルパA本体の根が生えている株はシワシワなのでもしかしたら先の株に吸われるだけで自分は吸えてないのかもしれないですね。
株自体がダメにならない様、良く観察したいと思います。
それと挿し木のピロって語呂が好き。
終わりに
腐ってしまった株でとても気になる点が。
生乾きの洗濯物の臭いは表土だけで株は腐っているのに野菜室で腐らせた半端の人参や長ネギの様に臭くないんです。
なんというかカブトムシを飼っている水槽に顔を突っ込んで観察した時の様な腐葉土の香りと完熟ちょい過ぎくらいのフルーツをイメージする甘酸っぱい香りが混ざった感じであんまり不快じゃないんです。うぇ!くせっ!ってならないんです。腐葉土も入ってないんですよ!不思議!
分解している細菌が違うからなのか?
サボテン好きが増えればいいのになぁ
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